【育児日和】キャンプで気づいた「命の大切さ」と“やまもりサーキット”の思い出

【育児日和】キャンプで気づいた「命の大切さ」と“やまもりサーキット”の思い出

こんにちは、cocoa designのイラスト漫画連載「育児日和」です。
今回は、家族で訪れた 丹波篠山やまもりサーキット でのキャンプエピソードをお届けします。
自然の中での親子体験を通して、「命の大切さ」や「心の成長」について考えさせられた一日でした。


🏕️ やまもりサーキットで迎えた、家族のキャンプ時間

最近は、学校や習い事で忙しく過ごす子どもたち。
「もっと自然と触れ合ってほしい!」という気持ちから、週末を利用して兵庫県の丹波篠山やまもりサーキットへ行ってきました。

山々に囲まれた空気の澄んだ場所で、テントを張って準備を始める父。
母は荷物を整えながら、すぐそばで犬のアナキンもリードをつけてうれしそうに走り回ります。
「わんちゃん連れOK」というのも、この施設のうれしいポイントです🐾

丹波篠山やまもりサーキットキャンプ場

▲ 犬連れOK!のキャンプ場。トイレ/温泉も有。

やまもりサーキットは、キャンプ場のすぐ横に小さなカートコースがあり、
子どもたちが安全に遊べる「ミニサーキット体験」も楽しめます。
娘と息子は小さなハンドルを握って大はしゃぎ!

「パパ見てー!速いでしょー!」
「ぼくも運転できたー!!」

親としても、子どもたちの生き生きした笑顔を見るだけで大満足。
自然の中で五感をフルに使って遊ぶ時間は、スクリーン越しの時間とはまったく違う“リアルな体験”です。

やまもりサーキットでカート体験する子どもたち

▲ 子どもたちもカート体験で大はしゃぎ!


🦋 虫との出会い、そして“命”の話

家族でキャンプへ

▲ 【大きな虫さんを見つけて】

夕方になり、テントの周りを片付けていると、息子がトノサマバッタを発見!
「すごい!つかまえたー!」と嬉しそうに見せてくれました。
それを見た娘は、「うわっ、近づけないでー!」と悲鳴をあげて後ずさり。

その時、母は「虫が苦手でも、少しずつ慣れていってほしいな」と微笑ましく見ていました。
けれど、その次の瞬間、驚くような出来事が――。

なんと、娘が父のトンカチを手に取り、バッタに向けて構えたのです!
「ちょ、ちょっと待ってーーー!!!」母は慌てて制止。

びっくりした娘の行動

▲ 【危ういところだった虫さんの命】

「一寸の虫にも五分の魂って言うんだよ。虫も生きてるの。命をむやみに奪ってはいけないんだよ。」
そう伝えると、娘はしばらく黙っていました。

やがて小さな声で、ぽつりと理由を話してくれます。

「だって…テントに虫が入るのイヤだったんだもん。」

母は思わず納得。娘なりの「恐怖」や「不快さ」からの行動だったのです。
そこで母はこう伝えました。

「テントに入ってきた虫は、あなたから見たら“侵入者”だけど、
虫さんから見たら“おじゃましたのは私たち”かもしれないね。」

娘はその言葉をじっと聞いて、「そっか…虫さんも生きてるんだね」と小さくつぶやきました。
その表情を見て、母は心の中で「来てよかったな」と感じました。


🌿 ペット連れキャンプの魅力

今回のキャンプには、家族の一員である黒い犬のアナキン君も一緒でした。
やまもりサーキットはペット同伴OKのエリアが整備されており、
ドッグランスペースや散歩できる林道コースもあるのがうれしいポイントです。

アナキンも芝生を駆け回って大満足。
夜は焚き火のそばで、みんなで星を見上げながらゆったりとした時間を過ごしました。

「虫」「自然」「命」――
どれも都会ではなかなか感じられない、貴重な学びの場。
親子でこうした体験を重ねることで、心の中に“優しい気づき”が育っていくのだと実感します。


✨ キャンプがくれた親子の学び

今回の丹波篠山キャンプは、ただのレジャーではなく、家族の心をつなぐ時間となりました。
娘の中にも、虫を通して命の尊さを感じるきっかけが生まれ、
母も「自然は最高の先生」だと改めて感じました。

自然体験の中には、驚きや発見、時にちょっとしたハプニングもあります。
でも、そうした“予定外の出来事”こそが、子どもたちの心を豊かにするもの。
キャンプのたびに、家族の絆がほんの少し深まっていくような気がします。

🌲 自然とふれあい、命とふれあうキャンプの時間を、これからも大切に。🌲

(文・イラスト:cocoa)