もののけ姫を観たあとの我が家が、想像以上にカオスだった話
ある日の夜、家族で久しぶりにジブリ映画を観ました。 選んだのは『もののけ姫』。
壮大な自然、命の重さ、簡単に割り切れない善悪。 大人になってから観ると、また違った感情が押し寄せてきます。
映画が終わり、余韻に浸る間もなく、現実は容赦なくやってきます。
「ちょっとおつかい行ってきてくれる?」
私はパパと娘に、近所のスーパーへのおつかいを頼みました。
- アルミホイル
- 麦茶パック
どちらも切らしていて、明日の生活に必要不可欠なもの。
「行ってきまーす!」と元気よく出かけていく二人。 その背中を見送りながら、私はキッチンで後片付けをしていました。
ルンルンで帰宅、しかし様子がおかしい
ほどなくして玄関から楽しそうな声が。
「餅〜♪」
鼻歌まじりで帰ってきた娘と夫。
……餅?
「餅かったの?」と聞くと、
「うん!!」と元気いっぱいの返事。
嫌な予感がして、私は続けて聞きました。
「頼んでたアルミホイルは?」
娘と夫が顔を見合わせて、同時に——
「あ!!」
……いや、声揃えんでもろて。
母、キレる(わりと普通に)
「ふたりそろって忘れたの? もー!!」
怒る私に対して、娘が一言。
「私は、ヤマイヌだ!!
そんなことはすぐ忘れる!!」
完全に、もののけ姫のサンでした。
その言い回し、その勢い、その自信。
一瞬、何が起きたのかわからず固まる私。
▶ もののけ姫ごっこなおつかい事件(前半)
追い打ちをかける父(アシタカ)
するとすかさずパパが、静かに一言。
「だが、また買うことはできる。」
……アシタカ!!!
完全に役に入りきった二人。
反省の色? ええ、まったくありません。
その瞬間、私の頭に浮かんだのは、
「……なめてんのか?」
という、わりと率直な感想でした。
怒る気力を失った母は、諦め顔になる
でも、ここで本気で怒っても仕方がない。
子育てをしていると、こういう「脱力系オチ」に何度も遭遇します。
正論をぶつけるより、
「はいはい、じゃあもう一回行こうか」
そう言ってしまったほうが、 結果的に平和だったりするのです。
▶ ヤマイヌとアシタカに振り回される母(後半)
映画の影響って、思わぬところに出る
子どもって、
物語の「都合のいい部分」だけを全力で吸収します。
忘れ物を正当化するために
ヤマイヌになるとは思いませんでしたが。
でも、こうして振り返ると、 笑って話せるエピソードになっているのも事実。
きっと数年後、 「あの時さ…」と家族で笑い話にするのでしょう。
育児は、今日も想定外の連続
完璧にはいかないし、 思い通りにもならない。
でも、だからこそネタになる。
そんな日常を、これからも漫画と文章で残していきたいと思います。
