ママと娘の日常シリーズ|牛乳片手に「ママ観賞」!?
育児をしていると、想像もしなかった子どもの行動に出会う瞬間があります。今回は、3歳の娘が見せてくれた「ママ観賞タイム」についてのお話です。4コマのイラスト漫画とともに、子どもの模倣行動や愛着形成にまつわる育児の学びも交えて綴ります。
①パパの言葉を聞いて育つ娘

ある日の夜、お風呂上がりにパパが「魚を見ながら飲む酒は最高だなー!」と嬉しそうに語っていました。横でそれを聞いていた娘は、何やら興味深そうな表情。
発達心理学によれば、3歳前後の子どもは「模倣期」にあたり、大人の言葉や行動をコピーして自分の中に取り入れようとします。特に親の何気ない一言は、子どもにとっては新鮮で面白い言葉遊びのように響くのです。
②突然の「牛乳片手にママ観賞」

そんな翌日、ママがシャワーを浴びていると、ガラリとお風呂の扉が開きました。そこには牛乳のコップを手にした娘の姿が。
無言で椅子に腰かけ、牛乳をごくごく…。ママは髪を洗いながら思わず、「え、なに?なんでここで牛乳飲んでるの?」と戸惑ってしまいました。
③「ママを見ながら牛乳飲むの」

そこで娘が発した一言は「ひなこちゃん、ママ見てるの。ママ見ながら牛乳飲むんだ。」
その瞬間、ママは「いやいやいや、ママは観賞対象じゃないから!パパの魚じゃないから!」と突っ込みつつも、思わず吹き出してしまいました。
子どもは身近な大人を「安心の拠り所」として見つめることで、心理的な安定感を得るといわれています。愛着形成の一環として、大好きなママを眺めながらの牛乳は娘にとって特別な“安心儀式”だったのかもしれません。
④プハーッと飲み干す娘

娘はまるでパパの真似をするかのように、最後に「プハーッ!」と豪快に飲み干しました。
こちらは笑いながら「ママはちょっと恥ずかしいからやめようね」と伝え、その日以降は同じ行動は見られなくなりました。
でも、時折「ママのいれた牛乳はおいしいなぁー!」とパパそっくりの口調で言ってくれる娘に、親としてはなんとも言えない幸せを感じます。
まとめ|子どもの模倣は「愛情表現」
子どもが大人の真似をする行動は、ただの遊びではなく「学び」と「愛情表現」の両方の側面があります。模倣することで社会のルールや言葉を身につけ、大好きな人を真似ることで「同じ気持ちを共有したい」という思いを伝えているのです。
今回の「ママ観賞牛乳事件」も、きっと娘にとっては「大好きなママと一緒の時間を過ごしたい」という気持ちの現れ。
育児は大変なことも多いですが、こんな小さな日常の一コマにこそ親子の絆がぎゅっと詰まっています。笑い合えるエピソードを心に刻みながら、これからも成長を見守っていきたいと思います。
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